■阪神10R・桜花賞■水曜付け「G1血統総研」に書いた通り、桜花賞は7年連続でサンデーサイレンスの直子か孫が制しているのだが、アパパネを筆頭とする“4頭出し”キングカメハメハ産駒は、これに該当しない。ちなみに過去7年の連対馬に対象を広げても、サンデーサイレンス血脈を持たなかった馬は女傑ウオッカのみ。逆説的ながら、このレースでSS血脈の分厚い包囲網を突破するには、ワールドクラスのポテンシャルが要求されるということでもある。「母の父サンデーサイレンス」への依存度の低さこそ、種牡馬キングカメハメハが他の非サンデーサイレンス系種牡馬群と一線を画す独自性なのだが、さすがに“脱SS”となると、いささか時期尚早のように思う。本命ラナンキュラスは98年の桜花賞馬ファレノプシスの子。母の父としてのブライアンズタイムは、ダート王エスポワールシチー(父ゴールドアリュール)や昨年の菊花賞馬スリーロールス(父ダンスインザダーク)に見る通り、かつての宿敵サンデーサイレンスの後継種牡馬とのタッグで共存共栄に成功している。父のスペシャルウィークは昨年の覇者ブエナビスタ、05年小差2着のシーザリオを出した“桜花賞サイヤー”。史上初の2代制覇がかかった大一番でのプラスアルファを期待できる配合だ。強敵は祖母がマイルG1ウイナー(シンコウラブリイ)のシンメイフジ。08年2着のエフティマイアなど、父フジキセキはマイルG1の穴ブランドでもある。 ◎ラナンキュラス ○シンメイフジ ▲アニメイトバイオ ☆アパパネ △ギンザボナンザ △タガノエリザベート |
「スポニチ平成22年4月11日付け掲載」