■中京11R・高松宮記念■

 水曜付けコラムにも書いた通り、このレースにおけるサンデーサイレンス血脈の実績は圧倒的。過去10年で父として4勝(03年ビリーヴ、05年アドマイヤマックス、06年オレハマッテルゼ、07年スズカフェニックス)、2着3回(00年ディヴァインライト、04年デュランダル、07年ペールギュント)、父の父として1勝(08年ファイングレイン)、2着1回(08年キンシャサノキセキ)、母の父として2着1回(06年ラインクラフト)と、連対馬の5割は血統表の2代目までに「サンデーサイレンス」の名があったことになる。昨年は7年ぶりにサンデーサイレンス血脈が連に絡まなかったわけだが、“VIP血脈”が2年連続で消えるとはちょっと考えにくい。
 3頭出しのフジキセキ産駒はそれぞれに有望だが、馬券的には2年前の覇者ファイングレインに最も魅力がある。愛オークス馬ピュアグレインの全妹である母ミルグレインには、競走生命の長さを保証するスタミナ血脈が満載。父フジキセキの4代母ミランミルが祖母の父ミルリーフの母という配合面の意匠には、未来の種牡馬としての可能性も感じる。1歳上のフジキセキ産駒カネヒキリは中3年でジャパンCダートを2度勝った。この血統なら王座返り咲きも“中京の奇跡”とはいえまい。連下にはSS直子のピサノパテック、「母の父SS」のエイシンタイガー、非SS系から2年連続の2代制覇がかかるショウナンカザン、“ヴァーミリアン世代”のエルコンドルパサー産駒アイルラヴァゲインをピックアップ。

◎ファイングレイン  ○キンシャサノキセキ  ▲エイシンタイガー  ☆ピサノパテック  △アルティマトゥーレ  △ショウナンカザン  △アイルラヴァゲイン

「スポニチ平成22年3月28日付け掲載」

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