■中山11R・ニューイヤーS■

 パトロールビデオを何度見直しても加害者、被害者とも間が悪かったというほかない11日の“中山インシデント”。リーディングジョッキーの戦線離脱は気の毒であり痛手だが、9頭落馬の大事故としては最小限の被害にとどまったのも、まさに不幸中の幸いだった。そして競馬とは常に、こういったタイトロープの上に成り立っているものでもある。ちなみに3着に繰り上がったヴィーヴァジプシーは、廃止された益田競馬出身の唯一のサラ系種牡馬セリーセクレタリーの産駒。ヒキの強さは血統由来のものというべきだろう。
 中山11R・ニューイヤーSは南関リーディングの名手に手替わりしたタイガーストーン。春の天皇賞馬スズカマンボ(いとこ)、菊花賞馬ダンスインザダーク(母のいとこ)などが出る母系の血は底力と成長力に富む。4歳を迎えた今季は重賞級へのジャンプアップも可能なはずだ。

◎タイガーストーン  ○エイシンフォワード  ▲レッドスパーダ  ☆リザーブカード  △ファイアーフロート  △ショウワモダン

「スポニチ平成22年1月16日付け掲載」

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