■阪神11R・阪神ジュベナイルF■

 タニノギムレット産駒のウオッカ→ジャングルポケット産駒のトールポピー→スペシャルウィーク産駒のブエナビスタ。コース改修後3年の優勝馬に見る通り、“2歳女王はダービー馬から”は、今や血統的定石ともいえる。まずはダービー馬の娘を軸に据えておけば間違いないわけだが、流行の先取りがうまいのも2歳女王決定戦の特質。4頭出しで“連覇”を狙うスペシャルウィーク以上に、16日の全日本2歳優駿にサンライズクォリア、次週の朝日杯フューチュリティSにもローズキングダムという大駒を送り込むキングカメハメハの勢いを重視した。
 本命サリエルは、抽選を潜り抜けた1勝馬という点も前3年の優勝馬との共通項。母の父ナシュワンは英ダービー馬で、母の父としての代表産駒シャラナヤがエリザベス女王杯4着で名を売ったばかりだ。同族(母のいとこ)には97年の2歳女王アインブライドの父でもある英ダービー馬コマンダーインチーフ、凱旋門賞馬レインボークエストといった欧州選手権部門のビッグネームが並ぶ。1600mも克服可能、というよりも血統的にはズバリ距離延長を味方につけられるタイプだ。1番人気に支持された97年の阪神3歳牝馬S(当時)で、前記アインブライドの5着に終わった母シンコウノビーの雪辱を期待してみたい。本線はアパパネとの“ワンツー”だが、良血ラナンキュラスらのスペシャルウィーク産駒、もう1頭のダービー馬ネオユニヴァース産駒のタガノガルーダも要注意。

◎サリエル  ○アパパネ  ▲ラナンキュラス  ☆タガノエリザベート  △ステラリード  △タガノガルーダ

「スポニチ平成21年12月13日付け掲載」

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