■京都11R・エリザベス女王杯■毎年のように書いていることだが、エリザベス女王杯は伝統的にG1馬の娘、あるいは妹といったシンプルな良血馬が狙い目。昨年はポルトフィーノで痛い目に遭ったが、今回もブレることなく攻めてみよう。母のビワハイジがG1(阪神3歳牝馬S)ウイナーというブエナビスタは、血統馬券術的にも堅い軸馬といえる。晴雨兼用だった父スペシャルウィークに加え、母の父カーリアンも重上手に定評のあるニジンスキー系だけに、馬場悪化にも適応できるはずだ。ただし、血統的な似たもの同士(SS父系+母の父カーリアン)でもある宿敵レッドディザイアの不在がパフォーマンスに微妙な影響を与えるおそれもなくはない。 レッドディザイアの代役は順当なら国際レーティング119のシャラナヤだろう。血統は欧州クラシック血脈の重層構造。小柄な外見とは裏腹の奥行きを感じさせるが、逆にいえば完成途上の危うさも同居する。 さて、今年の出走馬にはブエナビスタの他にもう1頭、「G1馬の娘」がいる。G1初挑戦となる5歳馬ニシノブルームーン。チェヴァリーパークS、モイグレアスタッドSと、英愛のG1を2勝したカプリッチョーサの11番目の子だ。ウオッカと同期のタニノギムレット産駒という“ビンテージ”であり、ブライアンズタイム系と母の父アルザオという組み合わせは、6歳秋にG1初制覇を果たした晩成の大器タイムパラドックスに通じる。一発大駆けならこの馬だ。 ◎ニシノブルームーン ○ブエナビスタ ▲シャラナヤ ☆カワカミプリンセス △チェレブリタ △リトルアマポーラ |
「スポニチ平成21年11月15日付け掲載」