■東京11R・毎日王冠■

 79年のダービー馬カツラノハイセイコが8日、老衰のため33歳で死んだ。父の果たせなかったダービー制覇、という少々出来すぎのクライマックスは当時、思春期を過ぎたかつての“ハイセイコー少年”を競馬に引き戻すには十分の求心力があった。この馬によって血統というものを意識するようになり、また、競走馬の馬名に字数制限があることを知った。個人的には父子2代で思い入れの深い名馬である。その名は記憶の中だけではなく、種牡馬として独自の地位を確立した障害王ゴーカイの母の父として今なお健在だ。合掌。
 東京11R・毎日王冠のナムラクレセントは、母の父がカツラノハイセイコの1年前のダービー馬サクラショウリ。血統年齢の古い馬は概して奥手で、この馬も4歳秋を迎えていよいよ本格化ムードだ。母の内蔵するグレイソヴリン4×4が東京コースで威力を発揮する。

◎ナムラクレセント  ○ウオッカ  ▲カンパニー  ☆ハイアーゲーム  △ダイシンプラン  △サンライズマックス

「スポニチ平成21年10月11日付け掲載」

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