■中山11R・スプリンターズS■競走馬の調教方法はトレーナーによって千差万別だが、基本的に南半球の馬の追い切りは本番並みの猛時計という先入観があるだけに、微調整に終始したシーニックブラストの臨戦態勢は少々不安。単純なレーティング比較なら圧勝まで考えられる短距離部門の世界王者とはいえ、今回の戦力は八掛け程度に見積もっておくべきかもしれない。本命ソルジャーズソングは今春の高松宮記念で0秒3差3着。スリープレスナイトの引退による“暫定王座決定戦”に加わるには十分な実績だろう。02年のビリーヴ、03年のデュランダルと、2頭の優勝馬を送り出した父が最強のスプリント種牡馬であることはいうまでもないが、「母の父カーリアン」もまた、97年の優勝馬タイキシャトル、07年の2着馬サンアディユの母の父としてスプリンターズSの血統史にその名を刻んでいる。さらに付け加えれば、98年の2着馬シーキングザパールとは3代母グーフドを共有する同族。“血中スプリンターズS濃度”は他を圧倒するものがある。マツリダゴッホのオールカマーVで連続年度重賞勝ち記録の重圧から解放された?サンデーサイレンス産駒の無欲の一撃に期待だ。 ローレルゲレイロも母の父テンビーがカーリアン系。大敗が尾を引かないダンシングブレーヴ父系でもあり、V字復活の目は十分。昨年の2、3着馬はキープ力に富む血統で、当然、今年も走破圏だろう。同じく高齢まで活力の落ちないエルコンドルパサー産駒アイルラヴァゲインが大穴候補。 ◎ソルジャーズソング ○ローレルゲレイロ ▲シーニックブラスト ☆キンシャサノキセキ △ビービーガルダン △アイルラヴァゲイン |
「スポニチ平成21年10月4日付け掲載」