■阪神10R・宝塚記念■最強の敵ウオッカが回避し、追悼ムードも相まって負けられない立場に追い込まれたディープスカイだが、最上級のG1・3戦込みにせよ“4連敗中”というのも事実。2歳時も未勝利Vにてこずったように、進化の前には長めの停滞期を伴うのがこの馬の成長曲線なのかもしれない。アグネスタキオンの牡馬は4歳3月以降、重賞はおろかオープン特別さえ勝った例がない。ディープスカイの耐久性は確かにこの父の産駒としては異質で、恐らく最終形はもう1ランク上にあるのだろうが、今のところは体力以上の踏ん張りを自制しているフシもある。今回は余力残しで押し切る可能性と、またまた何かに差される危険性が半々という見立て。ちなみに4代母経由でリンクする同族タップダンスシチーの宝塚記念制覇は7歳時だった。大勢逆転の可能性ならG1奪取には後がない?7歳インティライミ。見せ場十分だった休み明けの金鯱賞の走りでノーザンテースト血脈(母の父)の生命力は再確認できた。次代の女王ブエナビスタを送り出した父スペシャルウィークの大復活は、09上半期の競馬シーンを象徴するトピックでもあった。牝馬優位のこの父にとっては貴重な後継種牡馬候補。昨年もグラスワンダー産駒のサクラメガワンダーには先着したように、父子2代のライバル意識に火がつく大舞台で一世一代の大駆けだ。ステイゴールド産駒ドリームジャーニーを交えた“二世対決馬券”まで押さえたい。 ◎インティライミ ○ディープスカイ ▲サクラメガワンダー ☆スクリーンヒーロー △ドリームジャーニー |
「スポニチ平成21年6月28日付け掲載」