■東京11R・オークス■

 先週行われた米3冠の第2戦・プリークネスSは、85年ぶりに牝馬のレーチェルアレクサンドラが優勝した。どうやら現3歳世代も世界的な牝馬の当たり年らしいが、こちら日本のブエナビスタもいずれ性差を超越したステージに挑むことになる女傑候補。“女ディープインパクト”の形容が相応しいかどうかはともかく、一連のパフォーマンスから同性相手の国内戦で取りこぼすシーンは想像できない。父のスペシャルウィークは05年の優勝馬シーザリオの父であり、自身、ダービー&ジャパンCの東京2400mの2大G1を完勝している。ちなみにダービーは稍重馬場で2着を5馬身突き放していた。この父と母の父カーリアン経由で派生する英3冠馬ニジンスキーのインブリード(3×4)も心身両面のスタミナを保証するもの。たとえ雨馬場でも不動の本命だ。
 レッドディザイアも距離延長は歓迎だが、マンハッタンカフェ産駒には2番が利かない面もある。「母の父カーリアン」のワンツーとなった桜花賞でブエナビスタに接近しすぎた?のは多少気になる。抽選で滑り込んだルージュバンブーは凱旋門賞馬である父マリエンバードの父がカーリアンで、母の父がサンデーサイレンス。実はこの馬も構成血脈はブエナビスタに近い。距離適性を武器に2着争いには食い込んでくるだろう。5頭出しのアグネスタキオン産駒では、母の父がオークス3勝サイヤー・ノーザンテーストのワイドサファイヤが最も怖い。牝馬のビッグレースに強いダンシングブレーヴ血脈を持つツーデイズノーチスも要注意。

◎ブエナビスタ  ○ルージュバンブー  ▲ワイドサファイヤ  ☆レッドディザイア  △ツーデイズノーチズ

「スポニチ平成21年5月24日付け掲載」

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