■中京9R・昇竜S■

 府中の女王ウオッカが異次元の強さを発揮したヴィクトリアマイル。ではドバイデューティフリーの失速は一体何だったのか、ということになるわけだが、結局は環境適応力の問題と考えるほかはないように思う。あるいはその辺がブライアンズタイム父系唯一の泣きどころかもしれない。ヴィクトリアマイル当日のG1シンガポール航空国際Cでは、タスカータソルテが国内戦と同等のパフォーマンスで5着に入線している。少なくとも国内外におけるウオッカの“落差”を日本競馬のレベルダウンの反証とするのは短絡的だろう。
 中京9R・昇竜Sはケイアイテンジン本命。父のアグネスデジタルは国境もジャンルも超えた希代のオールラウンダーだった。この血統だけに芝挑戦が不調に終わったのは不満だが、ダートなら話は別。1400mの新馬→特別V2で見せた才気をこの距離でも信頼したい。

◎ケイアンテンジン  ○スタッドジェルラン  ▲アースリヴィング  ☆フリソ  △マイネルプリマス

「スポニチ平成21年5月23日付け掲載」

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