■中京11R・高松宮記念■実績的には抜けた存在といえるスリープレスナイトの取捨が最大のポイント。臨戦過程の誤算はさておき、血統面からは父系の属性がワンピーク型であることが少々気になる。軌道に乗れば一気にG1級まで上り詰める爆発力がある半面、その地位に長くとどまるキープ力に欠けるのがクロフネ〜フレンチデピュティ系の大物産駒に共通する泣きどころ。叔母にあたるヒシアマゾンが前身の高松宮杯(95年)で断然人気に反して5着に敗れているという血統的因縁込みで、ここは評価を一枚割り引きたい。本命ファリダットは03年の覇者ビリーヴの初子。前年のスプリンターズSに続く短距離G1連覇を飾った母は、SS産駒のスプリント部門におけるパイオニアでもあった。種牡馬サンデーサイレンスは以降の5年で3頭の優勝馬(アドマイヤマックス、オレハマッテルゼ、スズカフェニックス)と2頭の連対馬(デュランダル、ペールギュント)を出し、06年2着のラインクラフトの母の父にもなった高松宮記念のVIP血脈。この母だからこそ、史上初の牡牝混合G1“母子制覇”もあっさり実現してしまうように思う。 サンデーサイレンス直子のソルジャーズソングも当然マークが必要。母の父カーリアンは、タイキシャトル、サンアディユの母の父でもある隠れたスプリントG1血脈だ。そのタイキシャトル産駒ドラゴンファング、“父子2代”を狙うキングヘイロー産駒ローレルゲレイロ、昨年の1、2着馬も高齢まで踏ん張りが利くフジキセキ産駒だけに連下からは外せない。 ◎ファリダット ○ソルジャーズソング ▲ドラゴンファング ☆ローレルゲレイロ △スリープレスナイト △キンシャサノキセキ △ファイングレイン |
「スポニチ平成21年3月29日付け掲載」