■阪神11R・阪神ジュベナイルF■一昨年の優勝馬ウオッカ、昨年の優勝馬トールポピーには、単純明快にして重要な共通項が存在する。(1)父馬がダービー馬(前者はタニノギムレット、後者はジャングルポケット)であること。 (2)最終エントリーの時点で抽選対象の1勝馬であったこと。 (3)翌年に東京2400mのクラシックを制していること。 以上の3点である。直線コース延伸後の2歳女王決定戦は、結果的に東京2400mのクラシック2冠目の最重要トライアルでもあることがわかる。血統的にもキャリア的にも3歳戦への“余力”を問われる一戦と言い換えてもいいだろう。 17分の6の抽選を潜り抜けた衆目一致の大器ブエナビスタは、98年のダービー馬スペシャルウィーク産駒。95年のこのレースの勝ち馬である母ビワハイジは、翌年のダービーで13着に終わったものの、母として菊花賞2着のアドマイヤジャパン、ダービー3着のアドマイヤオーラと、すでに2頭のクラシック級牡馬を産んでいるスタミナ潜在型の血統だ。「ダービー馬を父に持ち、成長力、距離克服能力の裏づけがある1勝馬」という前2年の優勝馬にピタリと符合することに加え、牡馬の方にもリーチザクラウンという超大物が現れたように、この父の2歳世代は種牡馬業界の定番である4年周期の当たり年。レース史上初の“母子2代制覇”に死角はない。 ◎ブエナビスタ ○アディアフォーン ▲イナズマアマリリス ☆ジェルミナル △ルシュクル △コウエイハート |
「スポニチ平成20年12月14日付け掲載」