■東京11R・ジャパンC■3世代のダービー馬と2頭の菊花賞馬と昨年のグランプリホースが顔をそろえた一方で、マーシュサイドの取消で外国馬はわずかに3頭。もっとも、海外においても単発興行の国際招待競走の“旬”は短い。ましてジャパンCの場合、もともと興行面は二の次。「世界に通用する馬づくり」という所期の目的が達成され、2年後には全面開放となるこの国の競馬番組の中で、いよいよ立ち位置が微妙になってきた感じだが、それは国際交流の日常化の反証でもあるのだろう。おそらく史上最も国際色の薄いジャパンCだが、今回の招待馬の血統的モチベーションには要注意。再来日となるペイパルブルは99年に1番人気で4着に敗れたモンジューの産駒だし、シックスティーズアイコン、パープルムーンの“2頭出し”をかけてきた種牡馬ガリレオの母は、凱旋門賞馬として来日した93年にレガシーワールドの8着に終わったアーバンシーだ。特にシックスティーズアイコンは母のラヴディヴァインも英オークス馬。英ダービー馬である父ガリレオとの配合は、究極のクラシック仕様といえる。息子を通して15年前の借りを返しにきた?女傑の執念も合わせて、超良血の潜在能力にかけてみたい。3世代のダービー馬ではガリレオと同父系のオペラハウス産駒メイショウサムソンが本線。大穴候補は叩き良化型のグラスワンダー産駒オースミグラスワン。2F延長の秋3戦目なら天皇賞の0秒3差はもっと詰まる。 ◎シックスティーズアイコン ○メイショウサムソン ▲ディープスカイ ☆ウオッカ △オースミグラスワン |
「スポニチ平成20年11月30日付け掲載」