■東京11R・天皇賞・秋■早いもので秋の天皇賞が2000mで行われるようになって四半世紀が経過したが、“2代制覇”はまだ実現していない。秋の天皇賞馬の産駒ではサクラユタカオー産駒のエアジハード(99年)、トゥナンテ(00年)、ミスターシービー産駒のヤマニングローバル(92年)の3着が最高着順。競走馬として「東京2000m」に強い血統と、種牡馬として「東京2000m」に強い血統は基本的に別物と考えるべきで、その意味では先週の菊花賞以上に血統的敗者復活の余地があるともいえるだろう。ちなみに過去の“敗者復活”には、85年に3着同着だったマイル王ニホンピロウイナーが、種牡馬として93年の優勝馬ヤマニンゼファーを出した例がある。ドリームジャーニーは98年、99年と、2年連続で2着に惜敗したステイゴールド産駒。しかも母の父メジロマックイーンは、91年にプレクラスニーを1秒引き離して1位入線しながら、最下位降着となった馬である。秋の天皇賞に対するコンプレックスの塊のような血統で、今回は心情的なものも含めてこの父と母の父の“負け組タッグ”に肩入れしてみたい。祖母エレクトロアートの父にして父ステイゴールドの祖母の父でもあるノーザンテースト(3×4の近親交配)は、85年の優勝馬ギャロップダイナの父であり、92年の優勝馬レッツゴーターキンの母の父。歴史に残る大どんでん返しを演出してきた秋の天皇賞の大穴血脈だ。 ◎ドリームジャーニー ○ハイアーゲーム ▲ダイワスカーレット ☆サクラメガワンダー △エアシェイディ △カンパニー |
「スポニチ平成20年11月2日付け掲載」