■阪神10R・宝塚記念■

 前半戦の芝選手権部門のハイライトということで“日本版キングジョージ”ともいわれる宝塚記念だが、今回、人気を分けるメイショウサムソンの父オペラハウスとアサクサキングスの父ホワイトマズルは、93年に“本家”の方で対決している。結果は5歳を迎えた前年の3着馬オペラハウスが、当時3歳のホワイトマズルに1馬身半の差をつけて優勝。ちなみにホワイトマズルは翌94年も2着に終わっている。アスコットから阪神に舞台を移しての二世対決も、この血統的ヒエラルキーには逆らわないほうが賢明かもしれない。特にメイショウサムソンにとって5歳で頂点を極めたこの父のキャリアは心強い。
 “二世対決”といえばサクラメガワンダーとインティライミも忘れてはいけない。前者の父グラスワンダーは99年の優勝馬で、その3馬身後ろで2着入線したのが後者の父スペシャルウィークだった。3着ステイゴールドがさらに7馬身もちぎれたこのレースは、宝塚記念のスタンダードとして語り草となっている。二世の方は素質を買われながらもイマイチはじけずにここまできてしまったが、どちらもコース実績は十分。因縁の舞台に血が騒げば、そろって争覇圏食い込みまであっていいだろう。本命はサクラメガワンダー。レース史上初の父子2代制覇に向けて“最強の宝塚記念馬”が送り込んだ切り札だ。他では叩き良化型のロベルト父系ロックドゥカンブ、上半期のVIPサイヤー、フジキセキ産駒ドリームパスポートの巻き返しも要注意。

◎サクラメガワンダー  ○メイショウサムソン  ▲ロックドゥカンブ  ☆アサクサキングス  △ドリームパスポート  △インティライミ

「スポニチ平成20年6月29日付け掲載」

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