■京都11R・京都新聞杯■

 メイショウサムソンの天皇賞3連覇を阻止したのは遅れて来た新星アドマイヤジュピタだった。おそらくフレンチデピュティ産駒としては最初で最後になると思われる本格派の長距離砲。距離克服能力もさることながら、同期の2冠馬を5歳春にして逆転した成長力には驚かされた。母の父である往年の天皇賞・春のVIP血脈リアルシャダイの影響は見逃せないにせよ、やはり父系から考えるとその属性は例外といえるだろう。そしてまた、遺伝サイクルにおいてはこの手の“鬼っ子”が新たな可能性を広げていくものでもある。
 京都11R・京都新聞杯のフィッツロイは3年前の覇者インティライミの半弟。兄は98年の優勝馬(当時は秋に施行)スペシャルウィーク産駒だったが、こちらの父アドマイヤベガも99年の優勝馬。勝てば兄弟制覇に“父子2代”のプレミアつきの快挙となる。

◎フィッツロイ  ○ヒルノラディアン  ▲グローリーシーズ  ☆メイショウクオリア  △ホワイトピルグリム  △ブラストダッシュ

「スポニチ平成20年5月10日付け掲載」

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