■中山11R・春風S■

 うなるような手ごたえはいつものことでも、直線半ばで2馬身は抜け出していた高松宮記念のフサイチリシャール。少なくとも連対確保、の皮算用が頭をかすめた直後に悪夢が待っていた。ラスト50mで6頭に交わされる大失速も故障が原因では受け入れるほかない。ちなみにラップを分析すると、同馬は2F目からの800mを42秒台で走っていた計算になる。この稀有なスピード能力は、血統面の裏づけとともに種牡馬としての未来を保証するもの。引退のタイミングは微妙だが、好条件のオファーがあっていいはずだ。
 中山11R・春風Sはフレッシュバニラの潜在スピードに懸ける。父の代表産駒といえばダート6FのBCスプリント勝ち馬ケイジャンビート。母はエルコンドルパサーの半妹で、この父との配合で生じる米3冠馬セクレタリアトの近交(4×4)も極めて意匠的だ。

◎フレッシュバニラ  ○マルターズマッシブ  ▲ルミナスポイント  ☆ワールドハンター  △トップディアマンテ  △アルヴィス

「スポニチ平成20年4月5日付け掲載」

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