■中京11R・高松宮記念■


 昨年のスプリンターズS1、2着馬が不在で争われる春のスプリント王決定戦。となればまず連覇を狙うスズカフェニックスの取捨が最大のポイントだろう。同じサンデーサイレンス産駒のアドマイヤマックス(05年)、オレハマッテルゼ(06年)は、いずれも6歳時にこのレースを制しているし、母の全兄シンコウキングが優勝したのもまた6歳時。加齢による戦力ダウンの心配はないのだが、英ダービー馬ドクターデヴィアスの甥でもあるこの馬には2階級、3階級制覇も可能な引き出しがある。血統的な懐が深い分、距離適性が長めにシフトしているおそれなきにしもあらず、というのが結論。鞍上スイッチの影響も考慮して一枚評価を下げたい。
 本命はもう1頭のG1ウイナー、フサイチリシャール。2歳王者の看板も色あせた昨今だが、00年のキングヘイローしかり、前出アドマイヤマックスしかりで、このG1にはエリート救済レース?という側面もある。ちなみに2歳時に東京スポーツ杯2歳Sを勝っているのも前記2頭との共通項だ。G1奪取を目前に夭折したサンアデュは父系祖父のフレンチデピュティ産駒だった。当然、父クロフネにもスプリンター的素養は潜在しているはずだ。圧倒的な種牡馬実績の陰に隠れているが、「母の父サンデーサイレンス」が05年プレシャスカフェ(3着)、06年ラインクラフト(2着)、07年プリサイスマシーン(3着)と、3年連続で馬券に絡んでいることも見逃せない。“2代制覇”がかかるローレルゲレイロが本線。

◎フサイチリシャール  ○ローレルゲレイロ  ▲スズカフェニックス  ☆キンシャサノキセキ  △マルカフェニックス  △キョウワロアリング

「スポニチ平成20年3月30日付け掲載」

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