血統は語る
■東京11R・フェブラリーS■
サンデーサイレンス産駒の優勝は中山1800mで行われた03年(ゴールドアリュール)のみで、ダート部門の不動のチャンピオンサイアーであるブライアンズタイム産駒は意外なことに未勝利…。ジャパンCダートと並ぶ国内最高峰のダートG1・フェブラリーSだが、血統的には依然として無政府状態といっていい。おそらく多様な血脈の可能性を広げることが東京ダート1600mというコースの独自性なのだろう。
今や掛け値なしにワールドクラスのヴァーミリアンは、血統的にも現在進行形の活力にあふれる“スカーレット一族”、そして初のビッグタイトルを狙うワイルドワンダーは前記2大種牡馬の呉越同舟型コラボの産物。現時点では能力的に抜けている2頭だが、両馬の一騎打ちで決まるとなると、臨戦過程での不安以上に血統面でのユニークさに欠けるようにも思う。
本命には川崎から参戦のアンパサンドを抜擢してみる。父のフィガロはエルコンドルパサー、グラスワンダーらと同期のマル外黄金世代で、レコード決着の朝日杯3歳S3着で素質の片リンを見せた馬。母の父がG1スプリンターを2頭出したウォーニングなら、前走からの500m短縮は大きなプラス材料だろう。ちなみに3代父のストームキャットは05年の優勝馬メイショウボーラーの母の父にして、05年、06年連続2着のシーキングザダイヤの父であり、さらに昨年の優勝馬サンライズバッカスの父の父でもある。ユニーク度はもちろん、実はこのレースでの存在感も格別の血脈だ。
◎アンパサンド
○ヴァーミリアン
▲ワイルドワンダー
☆フィールドルージュ
△ロングプライド
△ビッググラス
△フジノウェーブ
「スポニチ平成20年2月24日付け掲載」
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