■中山11R・朝日杯フューチュリティS■

 先週の阪神JF、本命に推したトラストパープルの大惨敗以上に想定外だったのはエイムアットビップが中団から差してきたこと。ゴール前で先頭に立つ場面もあった小差3着は、桜花賞へ向けての大きな収穫だったといえる。徹底先行からのモデルチェンジがとっさの判断だったのか、あるいはレース前からの作戦だったのかは知る由もないが、いずれにしてもそのフレキシビリティは国内外を問わずにジャンル横断的な活躍を見せた異能の名馬アグネスデジタルから受け継いだものだろう。この父の種牡馬としての才気を再確認できた一戦だった。
 “今週のアグネスデジタル産駒”はドリームシグナルとヤマニンキングリー。どちらも母の父サンデーサイレンスというところまで前記エイムアットビップと共通している。様々な顔を持つ父だが、中山コースでもダートのユニコーンSを楽勝したほか、同じ芝1600mニュージーランドT4歳Sで首+首差の3着しており、初コースへの血統的な適応力は備わっているはずだ。前者は菊花賞でも健闘した現3歳の長距離砲ホクトスルタンの弟で、一方、後者は4年前の阪神JFの覇者ヤマニンシュクルのいとこにあたる。より2歳競馬向き、という血統に加え、前走で2歳女王トールポピーを負かしている後者を本命に、00年のサンデーサイレンス産駒(メジロベイリー→タガノテイオー)以来となる同一種牡馬産駒のワンツーフィニッシュ狙いで攻めてみる。

◎ヤマニンキングリー  ○ドリームシグナル  ▲キャプテントゥーレ  ☆スズジュピター  △サブジェクト  △レッツゴーキリシマ

「スポニチ平成19年12月9日付け掲載」

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