血統は語る
■阪神11R・阪神JF■
週中の「血統トピック」では大混戦の新種牡馬リーディングを取り上げたが、2歳リーディングの方も今年は上位拮抗型の熾烈な争いが展開されている。現在、2位フジキセキに約4000万円の差で1歩リードしているアグネスタキオン産駒のエントリーがない阪神ジュベナイルF。鬼の居ぬ間に?ランキングの大変動もありそうだ。
2歳女王決定戦に血統のトレンドセッター的側面があることは、ウオッカ→アストンマーチャンという新種牡馬産駒のワンツーで決まった昨年の結果に見る通り。今年も新種牡馬産駒のエイムアットビップ(父アグネスデジタル)、ラルケット、レーヴダムール(ともに父ファルブラヴ)、エイシンパンサー(父コロナドズクエスト)には要注意だが、2歳リーディングから見た特注ブランドといえばトラストパープルの父マイネルラヴだろう。種牡馬デビューの04年の3位がキャリアハイで、昨年は67位というジリ貧状態だっただけに、現在のトップを射程に入れた4位というランキングは驚きだ。種牡馬マイネルラヴにとって恐らく現2歳は2度目のビンテージ世代。種牡馬業界ではめったに見られないV字回復を実現させた血の勢いに乗ってみたい。ちなみにトラストパープルの母サストワンダーは戸塚記念3着など南関東の重賞路線で健闘した馬で、その父である91年の菊花賞馬レオダーバンにとって最良の産駒だった。90年代内国産血脈のリサイクルもまた、この世代特有のモードになるのかもしれない。
◎トラストパープル
○ラルケット
▲エイムアットビップ
☆エイシンパンサー
△オディール
△レーヴダムール
△アロマキャンドル
「スポニチ平成19年12月2日付け掲載」
[back]