■東京11R・ジャパンC■

 凱旋門賞馬ディラントーマスのドタバタ劇はさておき、今年の招待馬は地味ながらそれぞれに血統的なキャラが立っていて面白い。ペイパルブルは99年に1番人気で4着に敗れた父モンジューの、サデックスは伯父にあたる03年の8着馬デノンの雪辱戦。ハリカナサスの父ケープクロスの代表産駒といえば、前2年連続で来日して存在感を示した(5、3着)欧州の女傑ウィジャボートだ。そして同じデインヒル産駒ディラントーマスの代役を担うことになるのがアルティストロワイヤル。凱旋門賞と香港ヴァーズ2着したアクアレリストの全弟で、母の半兄には欧州から挑んだBCクラシックで大穴をあけたアルカングもいるという国際的穴血統?でもある。ちなみに母の父マニラは86年のBCターフで時の欧州最強ダンシングブレーヴを返り討ちにした馬。日本の大エース・メイショウサムソンの寝首をかく可能性があるとすればこの血統だろう。
 そのメイショウサムソンはいよいよ同じ父のテイエムオペラオーの域に近づいた印象。テイエムオペラオーは4歳時に不敗でJCを含む古馬中長距離G1を完全制圧した。本格化に至れば極めて高い安定性を継続的に発揮する父系で、ここもまず連は外さないはずだ。
 他では99年の覇者スペシャルウィーク産駒のインティライミ、96年の3着馬エリシオ産駒のポップロックというJCブランド血統を上位に取りたいが、父と母の父の産駒合わせて東京2400mG1・11勝というヴィクトリーの潜在的コース適性も不気味。

◎アルティストロワイヤル  ○メイショウサムソン  ▲インティライミ  ☆ポップロック  △ヴィクトリー  △ペイパルブル

「スポニチ平成19年11月25日付け掲載」

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