■京都11R・マイルチャンピオンシップ■

 昨年まで4連勝、しかも前3年はワンツー・フィニッシュ…またしても、というべきか、血統データ上はサンデーサイレンス産駒が圧倒的に強い秋のマイル王決定戦。モンスターサイヤーSSの実質的な幕引きとなるこの秋のG1戦線は、もうはまだなり、まだはもうなり、の格言との戦い?が続くわけだが、先週のエリザベス女王杯にしても次世代血統(アグネスタキオン)にはしっかり頭を押さえつけられている。反騰までには至っていない状況だ。
 現有戦力とこの後の番組表を重ねて見ると、おそらく今回のマイルチャンピオンシップはSS産駒にとってG1奪取のラストチャンス。対費用効果に心情的なものを含めてここは“買い”で行きたい。本命スズカフェニックスは春の高松宮記念で伯父(母の全兄)シンコウキングに続く一族2頭目のG1スプリンターとなったが、この馬はまた英ダービー馬ドクターデヴィアスの甥でもある。「母の父フェアリーキング」といえば先の菊花賞で負けて強しを印象付けた大物マル外ロックドゥカンブと同じだし、祖母の父は凱旋門賞連覇の名ステイヤー・アレッジド。距離克服の可能性というよりも、本来、スプリント部門は余技といってもいいほどの血統で、2階級制覇の目は十分だろう。
 昨年の覇者ダイワメジャーとキングストレイルはどちらも「母の父ノーザンテースト」のSS産駒。03年、04年と連覇を飾ったデュランダルと同配合でもあり、耐久性は保証されている。“SSライン”最後のひと花で金銀銅独占のシーンも。

◎スズカフェニックス  ○ダイワメジャー  ▲キングストレイル  ☆アグネスアーク  △エイシンドーバー  △ベクラックス

「スポニチ平成19年11月18日付け掲載」

[back]