血統は語る
■京都11R・秋華賞■
今年の秋華賞にズラリ勢ぞろいした4頭のG1(JpnT)ウイナーの中でも、桜花賞馬ダイワスカーレットとダービー馬ウオッカの能力が抜けていることは衆目の一致するところだろう。この両馬はお互いが、同世代で唯一先着を許した相手という極めて濃密なライバル関係にある。順当ならどちらが先着するか、が焦点となるわけだが、8着に敗れた宝塚記念以来という後者の臨戦過程は、叩き上げ型のブライアンズタイム父系だけに少々引っかかる。逆に前者は全体に使い減りする傾向にあるアグネスタキオン産駒で、半兄ダイワメジャーが先週の毎日王冠で1番人気に反したという血統的逆風?もある。“2強”の一角が崩れるシーンも想定できなくはない。
G1未勝利ながら、第三の馬というより人気的には“3強”に近いところまで肉薄してきたベッラレイアは菊花賞馬ナリタトップロード産駒。今年の“2強”の父馬がそれぞれ故障で秋を戦えなかったのに対し、99年のクラシックでテイエムオペラオー、アドマイヤベガと“3強”を形成した父ナリタトップロードには、現実にライバルたちを沈めて最後の1冠をもぎ取った実績がある。父系祖父のサッカーボーイはこの父以外にも菊花賞馬ヒシミラクルを出しているし、00年の覇者ティコティコタックの父でもある。秋の京都で急上昇を示す父系ともいえるだろう。大穴でこれも菊花賞馬のダンスインザダーク産駒とマヤノトップガン産駒まで手を広げる。
◎ベッラレイア
○ダイワスカーレット
▲ウオッカ
☆ザレマ
△レインダンス
△ハロースピード
「スポニチ平成19年10月14日付け掲載」
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