■札幌11R・阿寒湖特別■

 火曜付けコラムでメジロアサマにまつわる逸話を紹介したところ、人を介して獣医師の方から「治療の際に投与された抗生物質と受精能力の因果関係は医学的に証明できない」というご指摘をいただいた。産地は風評被害の拡大に神経質になっているともいう。確かに一連の騒動は競馬サークル内外で曲解されている部分もあって、いわゆる伝貧に代表される法定伝染病と、届出伝染病である馬インフルエンザを混同しているケースさえ見られる。有事の際にはメディアの側もより責任ある報道が求められるものと自戒したい。
 札幌11R・阿寒湖特別のホクトスルタンはメジロマックイーン産駒。36年前の流感禍に巻き込まれた3代父メジロアサマが、生殖能力に重大な欠陥を抱えながらも「天皇賞3代制覇父系」の起点となったのはまぎれもない事実だ。この血統なら2600mで音を上げるわけにはいかない。

◎ホクトスルタン  ○マイネルエクセラン  ▲エプソムアルテマ  ☆スーパーキャノン  △アドバンテージ

「スポニチ平成19年8月25日付け掲載」

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