血統は語る
■東京11R・安田記念■
毎年のことながら“勝てないサンデーサイレンス産駒”の取捨が最大のポイントとなる安田記念。過去11回、延べ34頭が出走してジェニュイン(97年)とアドマイヤマックス(03年)の2着が最高というデータからは、やはり何かしらの苦手意識が読み取れる。ダイワメジャー、スズカフェニックスの両G1ウイナーをはじめ6頭出しの今回は背水の陣。人気的にはG1名物?の“SSライン”上位独占という状況だが、それほどの信頼は寄せられないようにも思える。
昨年、本命に推したジョイフルウィナーは7歳となった今年も健在。ノーザンダンサー3×3の母にノーザンダンサーの妹の子である父エルモキシーを交配するという実験的配合だが、近親交配馬に付き物の体質面のリスクは去勢によって解消されているのだろう。ただし、香港勢にはこの昨年の3着馬以上に魅力的な馬がいる。チャンピオンズマイルの覇者エイブルワンだ。ジャパンCで2年連続好走した女傑ウィジャボードと同じケープクロス産駒。父系祖父グリーンデザートの産駒には98年の2着馬オリエンタルエクスプレスもいるし、母の父デインヒルは00年の優勝馬フェアリーキングプローン、01年の2着馬ブレイクタイムの父にして、3代父ダンチヒの最良の後継種牡馬でもある。まるで安田記念を荒らすために?意図されたかのようなダンチヒ3×3の配合。ここで狙わない手はない。日本馬では「母の父ダンチヒ」のグラスワンダー産駒2頭が大穴候補。
◎エイブルワン
○ジョイフルウィナー
▲ダイワメジャー
☆スズカフェニックス
△ザデューク
△マイネルスケルツィ
△サクラメガワンダー
「スポニチ平成19年6月3日付け掲載」
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