■東京11R・オークス■

 本命級が直前回避したクラシックといえば96年の皐月賞を思い出すが、この時ダンスインザダークの穴を埋めたのは同じサンデーサイレンス産駒のイシノサンデーだった。“リリーフ”も一流が大種牡馬の条件。まぼろしの2冠馬?ダイワスカーレットの代役を果たして自前で立てることができるか。次代のエースと目される種牡馬アグネスタキオンにとって試金石となるオークスだ。
 本命ミンティエアーは格上挑戦だった前走で出走権を手に入れた天才肌。キャリア不足が懸念されるところだが、無念の回避となった同期の桜花賞馬が図らずもアグネスタキオン産駒の抱える弱点=フィジカルなピークの短さ、を露呈してしまったわけで、その意味でデビュー4戦目でのビッグタイトル挑戦はむしろ理想的なステップといえる。
 種牡馬として完全に一本立ちした現在、あまり語られることもなくなったが、父はダービー馬アグネスフライトの全弟なのである。2400mに弱いはずがない血統だ。母は仏1000ギニーなどG1・3勝の名牝カルチャーヴァルチャーの妹。その父デピュティミニスターはフジキセキ産駒のダート王カネヒキリの母の父でもある。サンデーサイレンス系種牡馬との相性の良さに加え、大レース向きの底力も実証されている配合だ。
 他にもトウカイオスカー、ベッラレイア、ザレマ、ハロースピードと、クラシックホースの産駒に食指が動く“(父)オークス”だが、異分子?の(外)ローブデコルテの反発力も忘れずにケアしておこう。

◎ミンティエアー  ○トウカイオスカー  ▲ベッラレイア  ☆ハロースピード  △ローブデコルテ

「スポニチ平成19年5月20日付け掲載」

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