■東京11R・ヴィクトリアマイル■

 天皇賞・春はダンシングブレーヴ牝馬の子メイショウサムソンが優勝し、ダンシングブレーヴ直子のコマンダーインチーフを母の父に持つエリモエクスパイアが2着に入って馬連2万750円。NHKマイルCはダンシングブレーヴ後継のキングヘイロー産駒、ローレルゲレイロとムラマサノヨートーが2、3着を占めて3連単970万超の仰天配当を演出した。波乱の陰にダンシングブレーヴあり…これがこの春の大レースの血統的トレンドといっていいだろう。
 東京11R・ヴィクトリアマイルは、キングヘイロー産駒のカワカミプリンセスVS「母の父ダンシングブレーヴ」のスイープトウショウ、くしくも同じ“旬”の血脈を引く新旧女王一騎打ちの様相だ。前者は初のマイル戦となるが、東京1600mの東京新聞杯Vは父のベストパフォーマンスのひとつだったし、種牡馬としてのコース適性も前記の3歳コンビが実証している。「母の父シアトルスルー」もNHKマイルC勝ちのシーキングザパールでコース実績あり。これなら実質無敗のポテンシャルを信頼していいはずだ。6歳にしてなお衰えを知らない後者の活力源も母の父に入るダンシングブレーヴ血脈。ただし、好走と凡走が1回置きというムラっ気もこの血脈特有のものではある。
 穴で怖いのはアグネスラズベリ。父エアジハードは安田記念勝ち馬で、母はトニービン×ヌレエフという“ジャングルポケット配合”。東京コースなら大駆けがあっても驚けない。

◎カワカミプリンセス  ○スイープトウショウ  ▲アグネスラズベリ  ☆デアリングハート  △アサヒライジング  △ディアデラノビア

「スポニチ平成19年5月13日付け掲載」

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