■京都11R・天皇賞・春■

 恐らく半永久的に不滅だろうとされていたマヤノトップガンのレコードタイムを昨年、ディープインパクトが1秒更新した。10年後に今度は3200mを3分12秒4で走る馬が現れるかどうかはわからないが、少なくとも日本の長距離部門が現在進行形の活力を失っていないことは確かだ。もちろん、このジャンルの“近代化”に大きく貢献したのは昨年のディープインパクトを含め、過去10年で4頭の優勝馬を出した種牡馬サンデーサイレンス。今回の天皇賞にはフジキセキ、ダンスインザダーク、アドマイヤベガ、マーベラスサンデーと、“後継種牡馬4頭出し”に加え、母の父としても2頭を送り込んでいる。瞬発力と持久力という相反する資質の共存…モンスターサイヤーSSによって「ステイヤー血脈」の概念は根底から覆されたといってもいいだろう。
 本命は“生の”サンデーサイレンス産駒マツリダゴッホ。ゴール前で失速した前走から距離延長が不安視されるのもやむを得ないところだが、母のペイパーレインは菊花賞馬にして3000mのJRAレコードホルダーでもあるナリタトップロードの全姉で、母系にリボー血脈(母の父ベルボライドの母の父グロースターク)が入るところは、02年の優勝馬マンハッタンカフェなど、サンデーサイレンス産駒の大物ステイヤーに共通するパターン。血統的には3200mでの反攻があっても不思議ではない。“春天サイヤー”(オペラハウス、サッカーボーイ)を父に持つメイショウサムソン、アイポッパーを厚めに。

◎マツリダゴッホ  ○メイショウサムソン  ▲アイポッパー  ☆ネヴァブション  △ファストタテヤマ  △デルタブルース

「スポニチ平成19年4月29日付け掲載」

[back]