■中京11R・高松宮記念■

 それまで2000mで争われていたこのレース(当時高松宮杯)が1200mのG1に変貌を遂げたのは1996年。優勝馬は80年代最強マイラー・ニホンピロウイナー産駒のフラワーパークだった。フラワーパークは連覇に挑んだ翌97年も1番人気の支持を集めたが、後方から伸びず8着に終わった。勝ったのはアイルランド産の6歳牡馬シンコウキング。英ダービー馬ドクターデヴィアスの半弟という良血が遅咲きの花を咲かせた一戦だった。
 それから10年。今年の高松宮記念ではフラワーパークの半妹ミラクルムテキの子エムオーウイナーと、シンコウキングの全妹ローズオブスズカの子スズカフェニックスが有力馬として相まみえる。スプリント部門でこの手の“因縁の対決”が成立するのは珍しかったのだが、今回のメンバーではシーイズトウショウとスリーアベニューも祖母コーニストウショウを共有する従姉弟の間柄。短距離血脈のステータスと精度が向上してきたことの証明だろう。
 本命スズカフェニックスの父は過去11回で優勝馬3頭と2着馬を2頭出すサンデーサイレンス。母系の血も前記の通りで、初の電撃戦にも難なく適応できる。プリサイスマシーンは母のビーサイレントがデュランダル、アドマイヤマックスと同じSS×ノーザンテーストの“高松宮記念配合”。年齢を感じさせない速さとキープ力の源泉はこの母にある。馬場悪化の際はノーザンダンサー4×4のアンバージャックが特注。

◎スズカフェニックス  ○プリサイスマシーン  ▲エムオーウイナー  ☆ビーナスライン  △ペールギュント  △アンバージャック

「スポニチ平成19年3月25日付け掲載」

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