■東京11R・フェブラリーS■

 条件級からの上がり馬あり、芝路線からの新規参入馬ありのフェブラリーSだが、実績的にダートで複数のG1勝ちがあるブルーコンコルドとアジュディミツオーが抜けた存在なのは言うまでもない。特に前者の昨年後半からの充実振りには目を瞠らされる。
 7歳という年齢を感じさせないバージョンアップの背景にあるのは、父、母系に潜在する晩成の血だろう。父のフサイチコンコルドはキャリア3戦でダービーを制した天才肌だったが、実はカーリアン系の隠れキャラは確かな“キープ力”。近年の傑作でジャパンCにも来日したウォーサンは6、7歳時にG1バーデン大賞典連覇を果たしていたし、わが国でのカーリアン産駒の草分けエルウェーウインは2歳王者になった後、6歳秋にもアルゼンチン共和国杯を制した。7歳時に札幌記念と富士Sに優勝したダイワカーリアンもまたしかりだ。この属性は種牡馬フサイチコンコルドにもしっかりと継承されており、父の産駒では1年先輩のバランスオブゲームも7歳で中山記念を圧勝し、G1でのキャリアハイ(宝塚記念3着)を刻んだ。さらに母の父ブライアンズタイムもまたタイムパラドックスを筆頭に、その産駒はダート部門での息の長さが目立つ。加えて父も母の父も近年のこのレースを支配している“芝・ダート兼用サイヤー”というのが大きなアドバンテージ。ダート部門では空前の3階級制覇を達成した能力にプラスアルファを見込めるとなれば頭は不動だ。良血シーキング2騎を厚めに。

◎ブルーコンコルド  ○シーキングザベスト  ▲シーキングザダイヤ  ☆アジュディミツオー  △サカラート  △フィールドルージュ  △リミットレスビッド

「スポニチ平成19年2月18日付け掲載」

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