血統は語る
■阪神11R・阪神JF■
新装阪神コースで争われる最初のG1レース・阪神ジュベナイルフィリーズ。2歳女王決定戦という看板は同じでも、旧来とは全く異質のレースになる可能性もあり、従来の血統データはひとまず白紙に戻すべきだろう。スタート地点の移動、芝質、大回りのコーナー、474mに延伸されたホームストレッチ……すべてのベクトルが“速さ”から“パワー”に向けられた印象が強い今回のリニューアル。近い将来の血統勢力図にも少なからず影響を与えることになりそうだ。
血統勢力図といえば、注目の2歳新種牡馬リーディングの行方もこの一戦に懸かっている。現在トップを行くアドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャン、約6000万円差の3位につけるタニノギムレット産駒ウオッカの“直接対決”だ。ファンタジーSで圧倒的な強さを見せた前者は距離延長がカギだが、2歳時に最初のピークを迎えた父は朝日杯3歳S(当時)の他に、1800mの東京スポーツ杯も勝っていた。もともと東京コースに強いコジーン父系なら、長い直線も有利に作用するかもしれない。ダービー馬を父に持つ後者も地力勝負は望むところ。格上挑戦でも侮れない。母系は桜花賞馬シスタートウショウ、CBC賞勝ちのシーイズトウショウが出る牝馬優位のファミリーだ。他では前記の仮説に沿ってコジーン産駒のローブデコルテ、さらにルミナスハーバー、クラウンプリンセス、ハロースピードのマル父トリオをピックアップしておく。
◎アストンマーチャン
○ウオッカ
▲ローブデコルテ
☆ルミナスハーバー
△クラウンプリンセス
△ハロースピード
「スポニチ平成18年12月3日付け掲載」
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