血統は語る
■東京11R・ジャパンCダート■
創設7年目にして初めて外国馬の参戦がなかったジャパンCダート。もっとも、理由はどうあれ本場アメリカは尻尾を巻いて一時撤退の形だし、芝路線からの単なる落ちこぼれに過ぎない欧州馬の参戦にはかねがね疑問を抱いていただけに、それほど悲観すべき事態とは思わない。国際招待競走の意義は認めるが、パート1国となる今後は尚更のこと、枯れ木も山的なリクルートは不毛だろう。
フサイチリシャールの父クロフネは第2回のJCダート優勝馬。2100m2分5秒9の超絶レコードで当時の全米最強馬リドパレスを一蹴したパフォーマンスは今や伝説で、ダートの本場を震撼させた日本競馬史上最高のダート馬だ。初年度産駒から“現役”の米最強馬インヴァソールにUAEダービーで先着したフラムドパシオンを出しているように、種牡馬としても国際級のパワーを秘めていることに変わりはない。フサイチリシャールの場合は前走内容から距離延長が懸念されているのだが、母のフサイチエアデールは2000mの重賞(マーメイドS)に勝ち、2200mのエリザベス女王杯で2年連続2着した馬だし、その父は全能サンデーサイレンス。むしろダートの選手権距離でこそ真価発揮が期待できる血統といえる。ちなみに芝部門のJC2代制覇を実現したトウカイテイオーもシンボリルドルフの初年度産駒だった。多少ありきたりでも“初球打ち”は血統馬券の定石だ。
◎フサイチリシャール
○シーキングザダイヤ
▲サンライズバッカス
☆ブルーコンコルド
△ジンクライシス
△ヴァーミリアン
「スポニチ平成18年11月25日付け掲載」
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