■中山11R・スプリンターズS■

 国際G1効果?で今年の外国馬は短距離部門の現役最強クラス。前哨戦で能力の一端を示したテイクオーバーターゲットは、01年にレコード勝ちしたトロットスターと同じ父系で、堅実派のベンバウンは、3代母が国95年に来日にして3着したソーファクチュアルの半姉と、血統的にも“スプリンターズS関連ブランド”なのが興味深い。昨年の勢いにないディフェンディングチャンピオンのサイレントウィットネスにしても、雑草血統らしい復元力は十分に期待できるし、ロベルト系×リボー系のニックスを持つレザークの底力も不気味。全馬に勝機あり、と見ておきたい。
 対するホスト国サイドだが、晩年はスプリント部門も制圧したサンデーサイレンスを筆頭に、その子フジキセキ、このレースの覇者であるサクラバクシンオーとタイキシャトルと、“2頭(以上)出し”サイヤーが4頭。この国にも独自の短距離血統が定着しつつあることの証明といえる。
 タマモホットプレイで大穴を狙う。カネヒキリがダート部門でG1の壁を破ると、今年は先週の神戸新聞杯で2冠馬に土をつけたドリームパスポートがクラシック戦線を沸かせているように、父フジキセキにはその父同様、全能サイヤーとしての資質が備わっている。母の父としてのノーザンテーストも前出サクラバクシンオー、フラワーパーク、デュランダル、アドマイヤマックスと、4頭のG1スプリンターを出しており、サッカーボーイ、ステイゴールドと同族という母系もG1舞台で全く見劣りしない。“2代制覇”に挑むメイショウボーラーが本線。

◎タマモホットプレイ  ○メイショウボーラー  ▲サイレントウィットネス  ☆テイクオーバーターゲット  △レザーク  △ベンバウン

「スポニチ平成18年10月1日付け掲載」

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