■京都11R・宝塚記念■

 21日に英国のアスコット競馬場で行われたジャージーS(G3・芝7F)でジェレミーという3歳牡馬がGレース初制覇を飾った。同馬の母はグリントインハーアイ。その母ウインドインハーヘアが独G1・アラルポカルを制した時にお腹に入っていたというエピソードで有名なディープインパクトの長姉で、つまりその子であるジェレミーはディープインパクトの甥にあたるわけだ。ちなみに先週のG3・マーメイドSを制したソリッドプラチナムは、ウインドインハーヘアの姉インヴァイトを祖母に持っており、ディープインパクトにとっては従姉妹の子という関係にある。国内外における一族の活躍ぶりは、あたかも京都11R・宝塚記念に登場するディープインパクトのオープニングアクトのようでもあった。もちろん“壮行レース”に一点の翳りもない。サンデーサイレンス産駒の最多記録となるG1・5勝目で海外遠征に弾みをつけることだろう。
 リンカーンは大本命馬に唯一の黒星をつけたハーツクライと同じ母の父トニービンのSS産駒。奥手の配合で昨秋以降の充実は本物といえるが、比較的ピークの短いタイプでもある。前走の“準レコード駆け”の反動は多少気にならなくもない。一昨年の2着馬シルクフェイマスは第38回の覇者マーベラスサンデー産駒。母の父カーリアンは名うての“鉄砲血統”であるのと同時に、高齢馬の活躍も顕著で、適距離に戻っての反撃があるはず。母の父トウショウボーイが宝塚記念勝ち馬という“国際G1馬”コスモバルクともども、狙い目は十分。

◎ディープインパクト  ○シルクフェイマス  ▲コスモバルク  ☆リンカーン

「スポニチ平成18年6月25日付け掲載」

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