■東京11R・オークス■

 トニービン、ブライアンズタイム、そしてサンデーサイレンスの“3大種牡馬”が十年以上に渡って幅を利かせてきたのは同じコースで争われるダービーと同じだが、牝馬の2冠目には牡馬のそれとは異なる血統的特色がある。週中の「血統トピック」でも触れた父内国産馬の健闘だ。過去10年で3勝(97年メジロドーベル、99年ウメノファイバー、05年シーザリオ)、2着1回(96年ファイトガリバー)、3着2回(02年ユウキャラット、03年シンコールビー)。出走馬の大半にとっては競走生活で最初で最後となる2400m戦。不確実性満載?の一発勝負では、しばしば内国産血統の“経験値”が頼りになるということだ。
 今年のオークスは出走馬の半分が父内国産馬だが、特注は非SS系では異例の2頭出しとなるカワカミプリンセス、ニシノフジムスメのキングヘイロー・ペア。父系祖父ダンシングブレーヴは日本で3頭のG1牝馬を出した女系サイヤーで、その属性は父キングヘイローにも確実に継承されている。特にカワカミプリンセスはシアトルスルー、セクレタリアトと、母系に2代続けて米3冠馬の血が配されており、底力、距離克服能力ともに太鼓判。不敗で米3冠を制した母の父シアトルスルーには勝ち出すと止まらない確変気質?があって、90年代の北米連勝王シガーもこの母の父だった。V4で一気の頂点奪取も十分に可能だろう。“ワン・ツー”が大本線。

◎カワカミプリンセス  ○ニシノフジムスメ  ▲アサヒライジング  ☆キストゥヘヴン  △アドマイヤキッス  △コイウタ  △テイエムプリキュア

「スポニチ平成18年5月21日付け掲載」

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