■中山11R・皐月賞■

 「父の父」としての影響力まで軽視したのは致命的ミスだったが、モンスターサイヤーの再登板に疑問符をつけた桜花賞の読み自体は、当たらずといえども遠からず。直子が“偉大な敗者”となって次世代へバトンを渡す…SSファイナルクラシックのテーマが見えてきた感じだ。
 過去11世代で7勝という圧倒的な実績を逆手に取って「サンデーサイレンス産駒の勝てなかった年」の優勝馬を検証すると、97年のサニーブライアン、02年のノーリーズンはブライアンズタイム産駒で、99年のテイエムオペラオーはオペラハウス産駒。いずれも複数出しの種牡馬の産駒だったことに着目したい。98年のセイウンスカイは例外的な異血シェリフズスター産駒だったが、皐月賞で“打倒サンデーサイレンス産駒”を果たすには種牡馬単位のコンビ打ち?が有効であることがわかる。
 本命ジャリスコライトは万能のG1ハンター・アグネスデジタルの半弟。在外種牡馬として画期的な皐月賞2頭出しを実現した父は、2年連続で“世界チャンピオン”に輝いた名馬で、配合のスケールは文句なくクラシック級といえる。3代母ラナウェイブライドが3代父(ブラッシンググルーム)の母でもあるという強烈なインブリードの持ち主。SS直子はもちろん、「孫」までもひと飲みできるカリスマ性を秘めている。「母の父サンデーサイレンス」のフサイチリシャール、サクラメガワンダー、アドマイヤムーン、希少の“現役皐月賞サイヤー”を父に持つメイショウサムソン、大穴でこれも打倒SS実績のあるキングヘイロー(98年2着)産駒のゴウゴウキリシマまで。

◎ジャリスコライト  ○フサイチリシャール  ▲サクラメガワンダー  ☆アドマイヤムーン  △メイショウサムソン  △ゴウゴウキリシマ

「スポニチ平成18年4月16日付け掲載」

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