血統は語る
■阪神11R・桜花賞■
11年にわたってこの国のクラシック路線を牛耳ってきたサンデーサイレンス産駒もついに現3歳が最終世代となる。牡牝の3冠開幕戦・桜花賞はアドマイヤキッス、フサイチパンドラの“2頭出し”。前者は母系にリファール血脈(祖母の父)が入る点で00年の覇者チアズグレイスに似るし、後者も母の父ヌレエフが99年3着のトゥザヴィクトリーと共通している。サンデーサイレンス産駒の桜花賞好走パターンに合致した配合で、実績的にも04年のダンスインザムード→アズマサンダース以来のSSワンツーまで考えられるのだが、少々気になるのは「母の父サンデーサイレンス」のラインクラフトと「父の父サンデーサイレンス」のシーザリオが「父サンデーサイレンス」のデアリングハートの上を行った昨年の決着だ。牝馬G1には血統のトレンドセッター的な側面があるだけに、黒幕?のポジションに引いたモンスターサイヤーの再登板という流れには素直に乗り切れないようにも思う。
本命アルーリングボイスは、昨年の優勝馬ラインクラフトの父エンドスウィープの「母の父」としての本邦ファーストクロップ。来週の皐月賞で主役を張るのはエンドスウィープ産駒のアドマイヤムーンだから、まさに時代の最先端を行く血統といえる。新馬→小倉3歳Sの“スミ2”で終わった母はミスタープロスペクターの3×3。この手の超近親交配は一代経た繁殖牝馬として実を結ぶケースが多い。
◎アルーリングボイス
○アドマイヤキッス
▲フサイチパンドラ
☆コイウタ
△グレイスティアラ
△ラッシュライフ
「スポニチ平成18年4月9日付け掲載」
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