血統は語る
■中京11R・高松宮記念■
国内に1200mのG1は3レースあるが、昨年はJBCスプリントが1400mで行われ、スプリンターズSを香港のサイレントウィットネスに持っていかれた。さらには最強クラスの相次ぐ引退→種牡馬入り。ついに日本には現役のG1スプリンターが1頭もいなくなってしまったわけだが、その背景には長くこのジャンルを牛耳ってきた1999年生世代の圧倒的な層の厚さがある。デュランダル、アドマイヤマックス、サニングデール、ダートのマイネルセレクト…そういえば番外のサイレントウィットネスもまた99年生まれだった。近年最高のスプリント・ビンテージ世代が持ち回りで覇権を握り、新勢力台頭の芽を摘んできたという図式である。
本命は“99年組”の生き残りリミットレスビッド。7歳にしてのダート転向で重賞V2を飾った馬だが、血統構成は同期のG1スプリンターにして昨年の覇者アドマイヤマックス、同じく一昨年の2着馬デュランダルと共通する「サンデーサイレンス×ノーザンテースト牝馬」の配合。ちなみに00年の2着馬ディヴァインライトもこの配合パターンだったし、デュランダルの全兄サイキョウサンデーも中京6Fの中日スポーツ賞4歳Sを勝っている。芝適性はもちろん、コース適性も問題ないだろう。クラシック奪取目前で挫折した全兄フサイチゼノン、アグネスゴールドとは対照的に、こちらは今がまさに競走生活のピーク。ひと皮むけた超良血が世代交代の波を押し戻す。
◎リミットレスビッド
○ギャラントアロー
▲マルカキセキ
☆シンボリグラン
△オレハマッテルゼ
△シーイズトウショウ
△ラインクラフト
「スポニチ平成18年3月26日付け掲載」
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