■阪神11R・阪神ジュベナイルF■

 サンデーサイレンス産駒は現2歳が最終世代。産駒数が例年の4割減(107頭)ということもあって、昨年まで8年連続で守ってきた2歳チャンピオンサイヤーの座が危なくなっている。特に大駒マルカシェンクがリタイアしたのは痛く、ラストイヤーに“有終の美”を飾れるかどうかは、牝馬部門でどれだけ稼げるかに懸かってきた感じだ。
 とりあえず阪神11R・阪神ジュベナイルFはブラックチーターとフサイチパンドラの2頭出し。過去11世代で3勝(98年スティンガー、02年ピースオブワールド、04年ショウナンパントル)はモンスター種牡馬としては並の?相性だが、ここは逆転戴冠に向けての正念場だろう。
 ブラックチーターの母ゴールドティアラは統一G1・南部杯など重賞5勝を挙げたダートの名牝。日本でもG1馬を2頭出したその父シーキングザゴールドから、潜在的な芝適性を備えていたと思われるし、牡馬相手にタフに走った底力と反発力は娘にも確実に伝わるはず。巻き返しの可能性は十分にある。フサイチパンドラは祖母が世界的名繁殖で、母の父ヌレエフもトゥザヴィクトリーとゴールドアリュールを生んだSS産駒の成功パターン。こちらもキャリア不問で食指が動く良血だ。
 アルーリングボイスは骨太のフレンチデピュティ産駒だが、母がミスタープロスペクター3×3の近交馬で、そろそろ無理が利かなくなってくる時期。むしろ父クロフネ(01年優勝)、母スギノキューティー(98年3着)という“NHKマイルC配合”のプラチナローズがマイルG1で怖い。

◎ブラックチーター  ○フサイチパンドラ  ▲プラチナローズ  ☆アルーリングボイス  △クリノスペシャル  △アイスドール

「スポニチ平成17年12月4日付け掲載」

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