血統は語る
■東京10R・ジャパンC■
焦点はやはり史上初のジャパンC連覇に挑むゼンノロブロイ。超スローに泣いた天皇賞は負けてなお強しの内容で、秋の古馬G1スイープに成功した昨年並みの戦力は十分にキープしていると判断できる。類いまれなタフさと堅実さの源は5代アウトブリードの雑草型血統構成にある。SS産駒のアドマイヤグルーヴとデュランダルが相次いで“V3”に失敗した秋だが、この馬の同一G1連覇はかなり有望だろう。
世界的な趨勢はさておき、この国の血統市場は依然として芝2400m部門がイニシアチブを握っている。今年の招待馬の目玉商品であるバゴは、来年から日本で種牡馬入りする期待の新戦力でもある。父のナシュワンがディープインパクトの同族(母のいとこ)という“旬”の血統で、母系はノーザンダンサーをはじめ種牡馬の宝庫といえる名門。同様の立場で来日した97年優勝のピルサドスキー、98年4着のチーフベアハートに見る通り、主催者の目利きには相応の信頼性がある。凱旋門賞馬の指定席?3着の壁を破る可能性なきにしもあらずだ。
サンライズペガサスは一昨年の当コラムで本命に推した馬。サンデーサイレンス×ブライアンズタイムという“2大クラシックサイヤー”のコラボレーションが生み出した唯一の大物で、当然ながらその真価は選手権距離で発揮されるはず。日本びいき+高齢まで活力の落ちないカーリアン産駒ということで昨年プッシュしたウォーサンともども、穴候補としていま一度つきあっておきたい。
◎ゼンノロブロイ
○バゴ
▲スズカマンボ
☆サンライズペガサス
△ウォーサン
「スポニチ平成17年11月27日付け掲載」
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