■東京11R・ジャパンCダート■

 今年のジャパンCダートは“前座”扱いがもったいない豪華メンバー。昨年の覇者タイムパラドックスは7歳となった今年もG1・3勝と衰え知らずだし、復調ムードの6歳スターキングマン、4年連続G1制覇を果たした5歳ユートピア、“世界”を相手に善戦歴のあるパーソナルラッシュ、アジュディミツオーの4歳勢、そして伸び盛りの3歳カネヒキリ……5世代のG1馬に絡む伏兵陣もこれまた目移りする層の厚さで、どの馬が勝ってもそれなりに納得の顔ぶれだ。
 悩んだあげくの本命はラヴァマン。同馬の国際レーティング119はダート中距離部門で世界の五指に入るもので、少なくとも机上の計算では圧勝まで考えられる。父スルーシティスルーは米3冠馬シアトルスルーの初期の代表産駒で、その全妹シティダンスは東京大賞典などダート重賞4勝のトーヨーシアトルの母。一方、母の父ノスタルジアズスターの妹ダンシングアウンティーは繁殖として輸入されて、ラジオたんぱ賞勝ちのコンラッドや東京ダート1600mの欅Sを勝ったオースミリンドを産んだ。つまり父も母の父も日本のGウイナーの伯父にあたるわけで、間接的ながらこの国の競馬環境に適応した“実績”のある血脈といえる。全く活躍馬の出ていない牝系も含めて、お世辞にも良血とはいえないが、逆境での強さが亜流血統の神髄。常用薬物(ラシックス)が使えないなど、アウェーの不利は承知の上で狙ってみる価値はある。

◎ラヴァマン  ○パーソナルラッシュ  ▲タイムパラドックス  ☆カネヒキリ  △スターキングマン  △ユートピア  △アジュディミツオー

「スポニチ平成17年11月26日付け掲載」

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