血統は語る
■京都11R・エリザベス女王杯■
古くはダイナカールの勝った83年のオークス、最近ではトゥザヴィクトリーからテイエムオーシャンまで5頭が0秒1の間になだれ込んだ4年前のこのレースなど、牝馬限定G1、特に2000m超は上位密集型の決着になるケースが多い。もともと群れで走ることを好むウマという種族の根源的な部分が現出しやすい条件という見方もできるだろう。加えて未来の母としての自覚も芽生えてくる季節。最終的には能力通りに収まっているのが近年の傾向だが、先のブリーダーズCデーもそうだったように、洋の東西を問わず、“女王決定戦”には常に超特大の波乱となる可能性が潜伏しているのである。
今年のエリザベス女王杯は穴狙いに徹したい。本命は仲間意識の希薄な?英国馬サミットヴィル。チーフズクラウン直子の父グランドロッジは欧州のG1マイラーだが、種牡馬としては英愛ダービー+凱旋門賞勝ちのシンダー、10FのG1で圧倒的な強さを発揮した輸入種牡馬グランデラなど、長めの距離で実績を挙げている。シャトル先の豪州でも成功を収めているあたりがダンチヒ系らしい柔軟性。ジャパンCや安田記念で度々高配当を叩き出してきた、日本の国際競走御用達の“穴父系”でもある。母の父シャーリーハイツは英ダービー馬で、4年前の2着馬ローズバドでこのレースに「母の父」として実績を残しているのも強調材料。創設30年。そろそろ女王陛下にタイトルを献上してもいい時期だ。
◎サミットヴィル
○エアメサイア
▲ヤマニンシュクル
☆ライラプス
△スイープトウショウ
△アドマイヤグルーヴ
△ショウナンパントル
「スポニチ平成17年11月13日付け掲載」
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