血統は語る
■中山11R・スプリンターズS■
香港の“東西横綱”サイレントウィットネスとケープオブグッドホープはどちらも再来日。前者は一部で距離が不安視された春の安田記念で、そして後者は明らかに能力を見くびられていた昨年のスプリンターズSでそれぞれ3着を確保している。外国馬の前評判がいかにアテにならないかを身をもって示していたわけで、今回の手のひら返しのような持ち上げられ方が気にならないでもないのだが、少なくともこの期に及んでアウェーの不利うんぬんはあまり意味がない。どちらも“生涯一競走馬”として賞金稼ぎを宿命づけられたB級血統の去勢馬。雑草型名馬ならではの打たれ強さを備えており、能力通りのパフォーマンスならワンツー・フィニッシュが濃厚だろう。蛇足になるがサンレントウィットネスの父エルモキシーは過去10年で3勝(ヒシアケボノ、マイネルラヴ、トロットスター)のミスタープロスペクター系。ケープオブグッドホープは母の父クランタイムが70年代のスプリンターズS御用達サイヤー・マタドアの血を持っている。
デュランダルとアドマイヤマックスはどちらも母の父ノーザンテーストのサンデーサイレンス産駒。勝ち気な配合だけに休み明けから走れるはずだが、母の父としてのノーザンテーストは加齢とともに適距離を長めに誘導していく傾向もある。最大の穴はハナに固執できなくなった?ギャラントアロー。母の従姉妹にスプリンターズS連覇(77、78年)の快足メイワキミコがいる血統で、一族ゆかりのコースで巻き返しがあるかも。
◎サイレントウィットネス
○ケープオブグッドホープ
▲ギャラントアロー
☆デュランダル
△アドマイヤマックス
「スポニチ平成17年10月2日付け掲載」
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