血統吉凶
■東京11R・ダービー■
皐月賞で現実に示されたディープインパクトの超絶アクトには凡百の血統的考証を嘲笑するかのような問答無用の説得力があった。モンスター種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作、と評してもどうにもピンとこない。あえていえば“超サンデーサイレンス産駒”。もしかするとこの国の競馬ファンは今まさに、サラブレッドという種族の“進化”の瞬間を目の当たりにしているのかもしれない。。
大本命馬がサンデーサイレンスの革命的鬼っ子?である以上、今回のダービーではG1恒例の「SSライン」狙いは封印。隠しテーマはスバリ“脱SS”であり“ポストSS”の発掘にあると読んだ。インティライミの父スペシャルウィークはあまたのサンデーサイレンス産駒で唯一、ダービー&ジャパンCの東京2400m2大G1を制した馬で、輝かしい競走実績がそのまま生産部門でも通用することは、先週のオークスでシーザリオが実証した通り。偉大な父が“現役”のうちに覇権交代を迫れるだけの種牡馬能力の持ち主だ。母のアンデスレディーはノーザンテースト×ガーサント。自身オークス馬にして女傑エアグルーヴの母となったダイナカールと同配合で、これまた東京の大レースで真価を発揮する血脈といえる。。
ニシノドコマデモの父キングヘイローも世界的良血をバックにポストSS時代を担う一頭。2頭の菊花賞馬を出した母の父サッカーボーイは当代随一のスタミナを誇る。3連単のスパイスならシルクネクサス。グランプリ3連覇の父グラスワンダーは、ダービーの穴血統としても知られるロベルト系だ。
◎ディープインパクト
○インティライミ
▲ニシノドコマデモ
☆シルクネクサス
「スポニチ平成17年5月29日付け掲載」
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