■京都11R・天皇賞・春■

 3年続けてフルゲート18頭で争われる天皇賞・春は外国馬を含む5世代のステイヤーが一堂に会した大混戦。馬券的には近年まれに見る難解なレースだ。
 父系をチェックすると最大勢力はやはりサンデーサイレンス。直子7頭に孫が2頭がエントリーしており、かつては苦手とされた超長距離部門でも信頼性の高いブランドとなっていることがわかる。異彩を放っているのは新旧サッカーボーイ産駒の2頭出し。こちらは専門職的な長距離サイヤーの面目躍如といったところだろう。他ではブライアンズタイムの直子と孫が1頭ずつ出てきた。とりあえず以上の3系統を“国内三大ステイヤー血脈”と認定して予想を進めたい。
 サンライズペガサスは父がサンデーサイレンスで母の父がブライアンズタイム、アイポッパーはサッカーボーイ産駒で母の父がサンデーサイレンス。非常に単純な切り口だが、最終的にこの2頭を満点評価とした。本命は3年前の5着馬(0秒4差)でもある前者。そのレースでメンバー最速の上がり(33秒7)を記録した切れ味は7歳となった今も健在だ。種牡馬としての需要が往々にして引退を急がせるSS産駒は、上級馬が高齢まで走るケースが少ないのだが、4歳から6歳まで3年連続で春の天皇賞で掲示板を確保(2、5、4着)し、7歳で国際G1馬となったステイゴールドの例もあるように、実は加齢による戦力減の小さい雑草型血統でもある。一方、後者の構成血脈はそのステイゴールド(父サンデーサイレンス、母がサッカーボーイの全妹)と酷似している。初のGTでも格負けはしない。

◎サンライズペガサス  ○アイポッパー  ▲リンカーン  ☆ヒシミラクル  △マカイビーディーヴァ  △ザッツザプレンティ  △チャクラ

「スポニチ平成17年5月1日付け掲載」

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