血統吉凶
■中京11R・高松宮記念■
昨年の高松宮記念はサニングデールが優勝し、スプリンターズSはカルストンライトオ。一昨年は高松宮記念がビリーヴでスプリンターズSはデュランダルだった。サニングデールとカルストンライトオはウォーニング産駒で、ビリーヴとデュランダルはサンデーサイレンス産駒。つまり過去2年の国内の芝1200mのG1タイトルは2頭の種牡馬の持ち回りで推移していたということになる。これを短距離路線の血統的な成熟と見るか、はたまた一種の閉塞状況と見るかは意見の分かれるところだろうが、かつては少数派の血統的成り上がり?が興趣のひとつでもあったこの部門にも、数の論理が幅を利かせてきたのは確かなようだ。
さて、フルゲート18頭の“3頭出し”となるタイキシャトルが現在最も勢いのある短距離サイヤーであることは間違いないだろう。産駒のエース格のメイショウボーラーはもともと芝6Fでも重賞(小倉2歳S)圧勝歴のある“二刀流”。父系(父の祖母)に流れるアルゼンチンの名馬フォルリの血、同じくアルゼンチンの名門である母系がダートから芝へのスイッチにも大きな意味を持ってくるように思う。芝・ダート間の“交流”が日本以上に活発なのがアルゼンチン競馬なのである。走路不問の?遺伝子が産んだスピードスター。ダート→芝のG1連覇という画期的偉業達成は目前だ。ウインクリューガー、ゴールデンキャストへの“シャトル丼”が本線だが、大勢逆転ならやはり血統的一匹狼?プレシャスカフェの一撃か。
◎メイショウボーラー
○ゴールデンキャスト
▲ウインクリューガー
☆プレシャスカフェ
△ギャラントアロー
△タマモホットプレイ
「スポニチ平成17年3月27日付け掲載」
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