■東京11R・フェブラリーS■

 1200mのガーネットSが3馬身差、1400mの根岸Sは7馬身差、1600mでは一体…言うまでもなくメイショウボーラーの距離克服能力が今年のフェブラリーS最大のポイントだろう。父のタイキシャトルは国内外のマイルG1で5勝を挙げた史上最強クラスのマイラーで、母の父ストームキャットの日本での代表産駒は桜花賞などG1・3勝の女傑ファレノプシス。祖母がアルゼンチンの2500mのG1勝ち馬でもあり、1F延長にはビクともしない血統といえる。問題は本年3戦目というスケジュール。使い減りするカーリアン(タイキシャトルの母の父)血脈を引く点がかすかな不安材料だ。
 メイショウボーラーがちぎった前2走の2着馬(エンゲルグレーセ、ハードクリスタル)はいずれもマイル超の距離で実績を挙げていた馬だったように、強力な先行馬というのは基本的にレースの流れを消耗戦に誘導する。字面の距離短縮を不安視されているタイムパラドックスが絶好の狙い目と見た。ブライアンズタイム産駒ではトーホウエンペラーがダート1600mのG1南部杯を勝っているし、エムアイブランが6年前のこのレースで2着。本馬の場合も6歳にしてのG1初挑戦だった昨年が0秒4差6着だから、あらゆる面で進化を遂げた今年はズバリ勝ち負けだろう。ちなみに母の父アルザオは早くもダービー当確ランプのディープインパクトと共通で、いとこにはグランプリホースのサクラローレル。週中の血統トピックで触れたフェブラリーSの隠しテーマ?芝適性も血統構成からはクリアしている。

◎タイムパラドックス  ○メイショウボーラー  ▲シーキングザダイヤ  ☆アドマイヤドン  △ユートピア  △ストロングブラッド  △パーソナルラッシュ

「スポニチ平成17年2月20日付け掲載」

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