■中山11R・朝日杯FS■

 出てくれば主役級だったサンデーサイレンス産駒キングストレイルの回避で混戦ムードに拍車がかかった朝日杯フューチュリティS。毎年のように書いていることだが、このレースに優勝したSS産駒は軒並み春のクラシックを棒に振っている。キングストレイルの藤沢和厩舎にもバブルガムフェローという“先例”があった。中間のアクシデントも将来的には災い転じて福、となるように思う。
 今週もこりずに?グラスワンダー産駒のシルクネクサスを狙う。有馬記念で異様な強さを発揮するブライアンズタイム、あるいは今年もグラスポジションでその威力を再認識させたステイヤーズSの定番サイヤー・リアルシャダイなど、ロベルト父系は暮れの中山開催の最重要血脈。もちろん、97年の覇者である父グラスワンダー自身、3、4歳時には2年連続でグランプリ制覇と、この時期の中山コースでは無敵だった。祖母シルヴァード(米G2・ファンタジーS勝ち馬)の父がヘイローなので、本馬はヘイルトゥリーズンの4×4。G1対応の底力にも不足はない。母の父スターリフトはミルリーフ系のステイヤー。血統に潜在するスタミナは前傾ラップの乱戦でこそ生きてくる。87年のサクラチヨノオー(父マルゼンスキー)以来となる“2代制覇”の目も十分だろう。
 マイネルハーティーは97年の2着馬マイネルラヴ産駒。父の因縁を思えばマークは外せない。問題の?SS産駒ペールギュントは母の父リファールの「バブルガムフェロー配合」。完成途上でも気性で走ってしまう可能性はある。

◎シルクネクサス  ○マイネルハーティー  ▲ペールギュント  ☆エイシンヴァイデン  △マイネルレコルト  △ディープサマー

「スポニチ平成16年12月12日付け掲載」

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