血統吉凶
■阪神11R・阪神JF■
ラインクラフトのケタ違いのスピード能力はファンタジーSでの圧倒的なパフォーマンスに見る通り。瞬発力勝負なら断然といえる存在だろう。問題は馬場状態。季節外れの台風の影響でかなりの降雨が見込まれるという。重馬場が空っ下手とも思わないが、相対的な戦力減は決して小さくない。それは同じ「母の父サンデーサイレンス」3人娘?のライラプス、アンブロワーズにしてもしかり。今回は馬場悪化を前提に“粘着型血統”をピックアップしてみたい。
本命エイシンハッピーはグランプリ3連覇の“ワンダーホース”グラスワンダーの初年度産駒。リアルシャダイ、ブライアンズタイムなど、もともとロベルト父系は道悪に強いが、この馬の場合は母の父も重の鬼サドラーズウェルズ。前走からの1F延長はもちろん、道悪も大歓迎の配合だ。祖母のコーモラントウッドは牡馬相手にチャンピオンS、ベンソン&ヘッジズゴールドCと欧州のG1で2勝を挙げた女傑。1勝馬ながら血統スケールはメンバー最上位ともいえる。恐らく本領発揮はオークス路線だろうが、父は97年の2歳王者でもある。恵みの雨に乗じてここは先物買いの手だ。
マイネデセールの父マイネルラヴもこのレースに強い2歳新種牡馬。こちらは極悪馬場の皐月賞で穴をあけたハワイアンイメージの同族になる。カシマフラワーは欧州で一旗上げてきたヘクタープロテクターの“帰国初年度産駒”。リボー系の母の父が底力とガッツをサポートしてくれるはず。
◎エイシンハッピー
○カシマフラワー
▲マイネデセール
☆ライラプス
△ラインクラフト
△リヴァプール
△ショウナンパントル
「スポニチ平成16年12月5日付け掲載」
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